書籍・雑誌

2008年10月23日 (木)

活字は好きだけど・・・。

人に薦められた本って、どうして読めないんだろう。
『絶対、感動する!』とか、『ものすごく面白い!』とか言われて読んで、感動したり、面白かったためしがない。
本は好きなので、よく本屋さんへ行くし、買ったりするけど、この頃、何を買ったらいいのかわからなくなってしまいました。
いろんなメディア(ブログも含む)の書評とか読んで、興味を持ち、本屋さんで手に取り、数行読んだ段階で、『違う』と思ってしまう。
へんに期待しすぎるのかなぁ。
自分がどういうのを期待しているか、自分でもよくわからないけれど、でも文体にはかなり重きを置いていて、好きな文体じゃないと、その先、どんなに感動する場面があったとしても一ページくらいで断念すると思います。
気分にもよるかもしれない。
軽いのを読みたい時もあれば、そういうのを嫌悪する時もあったり・・・。
でも、とりあえず、食わず嫌いをなんとかして、読みたいのがあります。
本屋さんでもう何度手に取ったか・・・。
数行読んで、首を振り、値段を見て、やっぱり・・・と書棚に返す・・・という繰り返し。
オークションで買おうかな・・・。
正規の値段ではいつまでたっても読めそうにないし。

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2007年10月19日 (金)

夢十夜。

078 凛が亡くなって81日目を迎えました。
凛と歩いた散歩道はすっかり草で覆われ、イナゴの数も例年より少ないように思います。
でも、凛が大好きだった場所だからでしょうか。
そこを歩いていると凛の存在を強く感じるのです。
「今、そこにいるような気がする」とか思って、立ち止まって見てしまいます。
時々、声なんか掛けたりして。
知らない人が見るとおかしい人って、思われちゃうでしょうね。

夏目漱石の「夢十夜」に、亡くなった恋人に会いたさに、大きな真珠貝で掘ったお墓に亡骸を埋め、星の欠片を墓標にして、百年を待とうとした男の人の話があります。
学生だった頃、英訳して、当時英会話を習っていた先生に見せたことがあるほど好きな作品でした。
改めて読んで、なぜか救いと安らぎを与えられた気がしました。

凛は亡くなってからも多くのことを私に教えてくれています。

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